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2007年02月 アーカイブ

2007年02月04日

悪魔の辞典

akuma.jpgアンブローズ・ビアス著 西川正身選訳


この本が我が家の納屋から出てきました。面白いからとにかく読んでみろと言われ、ぺらぺらとページをめくってみることにする。

ビアスはコラムニストで、この本はビアスが世間を皮肉って書いた風刺をまとめたものらしい。ウィキペディアによるとビアスは日本では芥川龍之介に初めて紹介され、「「短編小説を組み立てさせれば、彼程鋭い技巧家は少い。」と言わせたとか。

内容を少し抜粋してみよう。
・手・・・人間の腕の先端に取り付けておいて、通常、他人のポケットに突っ込むのに用いる一風変った道具
・友情・・・天気の良い時には二人を乗せることが出来るが、天気の悪いときにはたった一人しか乗せる事ができない、そんな程度の大きさの船
・忠実・・・いままさに裏切られようとしている人々に特有の美徳。

その中で、特に面白いと思ったのは:
・誕生・・・数ある災難の中で、最初に訪れる最も恐ろしい災難
・成功・・・自分と同輩の者に対して犯す、ただ一つの許しがたい罪
・幸福・・・他人の不幸を眺めることから生ずる気持ちのいい感覚


色々と感じるところがあると思う。僕が3つに対して思うことは、生まれてきたことが災難だったと思いたくはないし、幸福を他人との相対的な感覚から考えたくはない。

また成功に関しても、一つの視座からいえることではないというのが最近の僕の考え。僕が成功と考えていることは、他人にとっては全然違うものかもしれない。ただその人にとっては成功である。一つ願いたいのは、その成功の姿が皆「独りよがりの成功」ではないことである。何かを改善することを達成したことを「成功」と呼びたい。


また、どんなに「成功」したとしても、そこに「謙虚」さが大切であるということは、このビアスの文からも伺えたと思う。

2007年02月06日

占い

元来、占い好きな僕だが、あまり信じないのも事実。要するに、自分に都合のいい予言だと喜ぶけど、悪い予言に関してはなんとも思わない。

先日、本屋で生年月日で自分の人間性を当てる本が大々的に宣伝されていたので、ちょいと立ち読みしてみることに。自分の生年月日を見てみると、なるほど、何となく当たってるような気がする。(ほとんど覚えていないが、自分にいいことが書いてあったと思う。)

そんな中で繰り返されていた言葉
「あなたは消極的な人間です。」


なるほど。確かに昔は消極的な人間だったかと思う。しかし最近は自分の外にある世界が非常に楽しい場所だと知ってしまったわけで、今は本当に積極的に行動していきたいと考えている。

結局占いもフレームワークか。そしたら占いを知っておくのも悪くないかもしれない。

どの占いがいいのかはよく分からんが。

2007年02月09日

言語の壁

先日株式会社ケイビーエムジェイ代表取締役社長の木村武弘社長にお会いし、ラジオ番組の出演とイベント出演のお話をさせていただいた。木村社長には二つの提案に対し快く了承していただいた。

木村社長は僕の通っている慶應大学SFCの大先輩である。社長は在学中に友人たちと起業された。当時の話から現在の仕事の話まで伺っていて、インターネット業界の話になったとき、木村社長は力強い顔つきに変わり、

「インターネットの世界には『言語の壁』が存在する。そこを意識している日本人は少なく、そこが一番の問題である。」

と言われた。


お話を伺うと、インターネット上の言語の壁とは、つまり日本では「日本語を主体とするサイト」しか扱わず、かつ日本語のサイトからでしか情報を入手しない傾向があり、またそれは他国の人が日本のサイトに訪れる機会をなくしているということである。インターネットの本質は世界中をつなげたことにある中で、この壁は現代のような情報化社会では大きな問題である。この壁があることで日本は大きなハンデを持っていることをたびたび実感されるそうだ。

また日本は世界の技術を「輸入」はしていても、世界に「輸出」はしていない。そこにも言語の壁が存在するそうだ。つまり、日本にはWindowsに対抗できるOSソフトやその他ソフトウェアがありながら、日本語を規格としていたり、日本語に頼った表現が多いため世界には進出できない。日本のゲーム機や音楽プレイヤーが世界で売れるのにソフトウェアが売れない原因はそこにあると指摘された。

世界と勝負するためには、やはり「言語の壁」を乗り越えるしか方法はないと言われた。ただそこだけが問題で、壁を乗り越えるだけで世界とは対等に戦える自信はあるとおっしゃられる。


インターネットの本質は世界をつなげたこと。僕も英語でブログを書くべきか。。。。

2007年02月17日

日常の“中”の非日常

%E9%80%86%E8%AA%AC%E6%80%9D%E8%80%83.jpg著:森下伸也 /光文社新書

この本は逆説について述べた本。著者の森下氏が「日本笑い学会理事」という肩書きを持っているのに興味を持ち、読んでみた。

色々と逆説の考え方について述べられている中で、面白い話を見つけた。

フランスの作家メーストルの旅についてなのだが、なんと彼は「自分の寝室」までの旅を記録し、それを一冊の本『わが部屋をめぐる旅』という本にまとめたというのだ。

人が日常から非日常へ脱出し、日々の倦怠を癒すという行為はよく耳にする。しかし、日常の“中”に非日常を見出すという発想は非常に面白いと思った。まさに逆説である。

ということで、下記は僕の日常の中の非日常・・・・。

タイトル
「わが闘争」

2月16日、ついにこの日が来たものだ。長い長い旅に出る時が来たのだ。A.M.7:00。暖かく私を包み込んでくれる「フトン」という名の癒し空間から這い出し、私は「スーツ」という名の戦闘服に袖を通す。

目的地は三越前駅。私は我が道を阻む多くの障害を乗り越え、私の到着をまだかまだかと待つ人々の元へ一心不乱に向かう。

A.M.8:30。私は三越前までの行き方を「電車」という鉄のレールを走る車に決めた。「電車」は鋼の表情を持った鉄の車の総称。その表情には部族の違いを象徴するように様々な隈取りがなされている。私は電車を迎え入れる「駅」に「乗車券」という鉄道の乗車許可書を手に入れるために向かった。目の前には許可書無きものを容赦なく阻止する無情の機械。その許可書を手に入れるには多くの試練が必要になると聞くが、「カネ」を渡せばほんの10秒で手にいれることができる。いつの世も最後にものをいうは「カネ」なのか・・・。私は「トウキュウ」という部族の「トウヨコセン」に夢と欲望の町「シブヤ」まで連れて行ってもらうよう契約を交わした。

A.M.8:40。契約を終わらせ、「電車」が来るのを待つ私の前に、なんと「トウヨコセン」の中でも最速を誇る「特別弓光」が姿表す。まさか彼が姿を現すとは・・・。彼の気性は荒々しい。豪快な速度を見せつつもその気性から多くの駅で「トウヨコセン」を待つ契約者を無視してしまうため、部族の長から走行回数を制限されていると聞く。私はなんとも頼もしい電車をよこしたものだと「トウキュウ」に感心した。

しかし、その中の様子を見ると私は目を疑った。中には「ヒト」で構成された海が広がっており、その海の色はひどく濁っている。多くのヒトは、世の終わりを感じるような顔をし、壁際に設けられた「ザセキ」に心を寄せている。「ザセキ」に座るヒトはまるで「電車」に溶け込むかのように、同じような鋼の表情をしながら一様に目を閉じている。
 私はその海に飛び込む。私を飲み込もうと向かい来るヒト波の中で、私という異分子を同じ物質に変えようと向かい来るヒト波の中で、私は必死に自分を保つ。「私は鋼の顔にはならない。」。特別弓光は颯爽と飛ばす。私は頑なにその場所にしがみつく。

A.M.9:00。夢と欲望の町「シブヤ」に到着した。私は「特別弓光」に吐き出されるように外に出る。鋼の表情をしたまま流れを作って進むヒトの中で、私は自分の小ささを自覚しながら、だけど自分であることに誇りを持ちながら、次の「電車」と契約するために進んでいく・・・。


いや~、書いてて途中でよく分かんなくなっちゃった。だけど頑張った!こうしてみると日々の生活もちょっと違う角度から見るだけでだいぶ変わるものだ。日々の暮らしには無数の喜びが隠れていると言ったところか。


・・・それにしても楽しかったかな?これ笑 


2007年02月27日

ちゃぶだいSECOND、終了。

◆2月25日に「THEちゃぶだい会議 ~自分の生き方を決めるのは誰だ~」を開催しました。

いやー、今回も大変だった。当日に急遽会場を変えざるを得なくなったり、パネリストの方との連絡が取れず、5分程の打ち合わせでディスカッションに入らなければならなかったり・・・・。今回のイベントでは自分の無力さを痛感したとともに、仲間の有難さを実感した。本当にありがとうございました。

日々、自分の力に「疑」を持ち、その改善に努めることは本当に重要だと感じた。これからも頑張っていきたい。


◆【ラジオインタビュー】株式会社ケイビーエムジェイ代表取締役社長 木村武弘氏
今日は株式会社ケイビーエムジェイの木村武弘社長のラジオ収録を行った。

社長は僕の大学の大先輩。一見無口そうな外見であるが、非常に親しみやすい方である。とても楽しく収録をさせていただいた。

日々スポーツに明け暮れていたという学生生活。その中で、自然を相手にした「ウインドサーフィン」に特に惹かれていく。自然を相手にするには柔軟に対応しなければならない。かといって「風任せ」にするには危険すぎる。時には向かっていかなければならないときがあり、時には身を任せることが必要なときもある。自然からは学ぶことが多いそうだ。

日々、何かと競争していると感じる僕ら。ただ自然から見てみれば、所詮人間同士。変わらぬものさ。


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